建設業界

赤字でも工事を受注し続けなければいけない業界構造 (オリンピック後の建設業界)

投稿日:2019年1月14日 更新日:

オリンピック景気で建設業界が賑わっていますね~!昔のようなバブリーな時代が戻ってきたらいいのになぁ~
目を覚ませ!そんな時代は二度と戻っては来ないじゃろ!!
えぇ~っ!だって最近景気よさそうなのに~!!

建設業界の2019年、2020年の展望

2019年になりました。世間はオリンピック需要で賑わっており、建設業界は景気上昇傾向にあるようですね。

私の転職先である都心の湾岸地域でもホテル、スタジアムや各種インフラ工事が進められています。

日経新聞などの景況予測などは晴れマークで短期的にはまだ特需という状況が続いているようです。

一方、深刻な人手不足、労働賃金の高騰なども懸念されているという内容は様々なメディアで取り上げられています。

まぁ、過去の不況の際にあれだけ人員削減をしたり、中小建設会社への農業や介護ビジネスへの斡旋(という名の指導...)が行われていたことを考えればそう簡単に労働人口が戻ってくると考えることができないのは明白でしょうね。

2019年、2020年まではこんな状況が続くんでしょう。曲りなりにも『オリンピック特需』の恩恵でこれまでに憂き目にあってきた中小建設会社も潰れなくて済みそうです。そうは言っても過去のオリンピック後の建設需要から予測するに、オリンピック後の2021年以降は再び「建設冬の時代」が訪れることを示唆する報告もチラホラ見かけるようになってきました。

1064年の東京オリンピック、1972年の札幌オリンピック、1998年の長野オリンピックのケースでは何れもオリンピック開催前年に建設需要の大幅な増加、そして開催年まで増加が続いていたそうです。

つまり、過去の歴史から判断するに、今回の東京オリンピックの特需はあと2年、と考えるのが妥当でしょう。

リニアや万博がオリンピック後の建設需要を下支えする、という意見もあるようですが、そもそも規模が違いすぎますね。

ヤバい!仕事が減っていくの??

 

[2020年4月更新]
オリンピック以外の要因により日本の建設会社だけじゃなく日本の経済全体が縮小していくことが目に見えてきました。今後、どうなっちゃんだろう。。。?

オリンピック後の建設業界の末路

末路というとそこで消えてしまうイメージがありますが、結局のところ建設業界が消えてなくなることはあり得ません。

「インフラを担う」という意味においては未来永劫必要な業界であることには間違いありません。

しかしオリンピック後の建設業界の行く末を考えると、個人的には2010年頃の規模あるいはそれ以下に縮小されるのではないかと危惧しています。

となると次に見えてくるのは過当競争による安値受注による収益構造の悪化。そうでなくとも利益率の悪い業界ですから企業体質の健全化はまだ先のことになりそうです。

イヤだ!イヤだ!もうあの頃には戻りたくない!

赤字工事を受注し続けなければ仕事がなくなるという負の連鎖

収益率の悪い業界体質、多すぎる建設業者、少ない仕事量、といった必ずしも明るくない業界展望の行く末に見えてくるのは、会社の存続のために仕事を受注し続けなくてはならない状況です。

事実、失われた20年の間に赤字でも工事を受注し続けて内部保留を使い果たし、借金だらけ、という会社は珍しくありませんでした。

挙句の果てに残された道は、早期優待制度という名のもとに実行された首切り。会社も従業員を働かせなくてはならない以上、仕事を受注し続けなければならないのは当たり前といえばそれまでですが、赤字でも受注しなければならないという状況はどう考えてもおかしいですよね。

赤字工事の担当を任された当時の私は「俺たちはボランティアじゃねぇ!!」っていつも思いながら仕事していました。働いても働いても給料が増えないってどう考えても変ですよね (笑)

他の業界であれば、赤字であればその事業から撤退するとか、別のビジネスに注力するとかできるのでしょうけど、こと建設業界に限って言えばその選択肢があまりにも少なすぎます。

その結果「今頑張ればいずれ報われる」といった意味不明の根性論とともに赤字を担当させられる、という可哀そうな建設マンが今後も増えていくことでしょう。

確かに仕事しないと食っていけないけれど赤字工事の担当はイヤだな~

それが真っ当な姿なのか?

会社として、業界として、もっと大きな視点に立ってみた場合、国として、これがまともな業界構造と言えるでしょうか? できることなら業界再編を促し、吸収合併による建設会社の数を今の3分の1くらいにできればもっとまともな労働環境になると感じますね。でも、できない、絶対にできない。

建設会社で働いていた時はいつも会社潰れてもOK、それで今よりもまともな暮らし(労働環境)が手に入るなら多少の犠牲はしょうがない、と考えていました。

しかし… 絶対に変わりません。この業界。

業界のしがらみ、国のしがらみ、会社のしがらみ。。。等々。どうでもいいことなのに問題の本質は後回し。

そして完全たる外的要因である建設需要に一喜一憂、みんなで生き残りを図るべくみんなで少ない仕事を分け合いつつ、気が付かないうちに少しずつ沈んでいくんでしょうね。

確かに大きな改革は起きないような気がする。。。関連会社が多すぎて何をするにも身動きができそうにない!

いつまで今の会社で働きますか?

いつまで今の会社で働きますか?

ひと昔前には考えもしなかったでしょう。しかし、今、自分の将来を見つめ直し始める人が多くなってきています。既に転職してしまった私から見るとある意味必然と言えるでしょう。

会社や業界の体質に浸かりこのまま一生過ごすことに疑問を感じない方がおかしいと思います。

変えたい、変わりたい、という気持ちがなく現状に満足、という人はどうぞこのまま少しずつ沈んで行ってください。(笑)

思い立ったら吉日。転職するなら早い方がいいに決まってる!

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