建設業界

【悲惨】2020年東京オリンピック需要が過ぎ去った後の建設業界の末路

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オリンピック需要で景気のいい話が続いていますね!このまま調子はしばらく続くのかな。。。?
相変わらず甘いのぉ~!そんな景気のいい話が長いこと続くわけがなかろう!
えぇ~っ!! 建設業界の景気回復が続くと思ってたんだけどな~。。。

目次

2019年をピークに仕事が減少する?

最近ではオリンピック需要やら災害復旧などの建設需要により景気のいい話が続いているようですね。あくまでも決算上の話であり、実際にそこで働く社員や職人の方々の給与や労働環境が改善されていない状況は気になるところではありますが…働き方改革って何なんでしょう?? 私が建設会社で働いていた頃はまだ多くのビッグプロジェクトがたくさん計画されていました。バブル時代に計画されたものまで含めると壮大な計画の実現に向けてワクワクしたことを覚えています。一方、巷の噂によれば五輪後の建設需要は下降傾向になるとのこと。引き続き多くのプロジェクトにより好業績が見込まれている、という超楽観的な意見もあるようですが、人口減少、五輪需要が見込めない今後の状況を考えると難しいでしょうね。

リニア新幹線はご存知の通りスーパーゼネコンに押さえられているでしょうし、2025年の大阪万博が日本の建設需要を下支えするとは到底考えられませんよね。そうなると建設業界が潤う一番の特効薬は大規模災害が起きることになってしまいます。なんだか嬉しくないですね。

ナルホド。たしかに国家プロジェクトといわれるような大規模工事はなくなりましたね。

建設業界を取り巻くこれまでの動向

国内の建設投資は既に絶頂期を通り越しています。バブル絶頂の1992年には84兆円もあった建設投資は2010年には半分の42兆円まで落ち込んでいます。福島の地震やトンネル陥没事故などの災害復旧、オリンピック関連の予算がつぎ込まれてその後増加に転じていますがどう考えてもバブル期に戻ることは今後ありえないでしょう。それでもバブル期の武勇伝を飲み会の度に自慢してくるオジサン上司は早めに見限った方が身のためでしょう。

今後は診断、維持補修などの既存アセットを延命処置させるための技術が発達してくるでしょうから、私が若い頃に目を輝かせながらワクワクしたビッグプロジェクトなんて期待できそうにありません。おまけに建設業界に対するマスコミの過剰反応は今後も衰えることはないでしょう。税金のムダ使い、諸悪の根源、談合の温床、などなどというレッテルは今後も引き継がれることでしょう。貧富の差が拡大していくであろう今後の日本において建設投資による内需拡大なんて既に昔の歴史上の政策になってしまっていますね。

建設業界に対する風当たりは強いからな~。。。

建設業界は海外に進出しよう!

であれば、海外に進出して日本の建設業界が活躍すればいいじゃないか?という声も聞こえてきそうです。私も一時期真剣にそう考えていました。しかし、すでに海外の建設市場は韓国、中国、ヨーロッパ諸国の建設会社が進出しています。日本の建設会社も東南アジアでは頑張っているようですが、近年の国内オリンピック需要により海外から撤退あるいは縮小しているところも多いという状況です。こんな時こそ、5年後、10年後を見据えた経営計画を立てて将来のために種を撒いておくべきなんでしょうけど、国内が忙しすぎなんでしょうね。そうでなくても職員、作業員不足の状況でしょうから…

また、海外進出にあたっては、株主の顔色や社内経営陣の同意を得るのが難しい、という状況もあるのでしょう。良くも悪くも石橋を叩いて渡りすぎ、渡るころにはうまみのある仕事は外国勢にもっていかれているというのが現状ではないでしょうか? 昔はもっとチャレンジングにリスクを取りながら積極的に海外進出していたと思うんですが、会社の成熟とともに身動き取れないくらい組織だけが肥大化してしまった結果なんでしょう。

会社が大きくなってくると思い切ったリスクを取ることができなくなる。海外工事=リスク、となるとますます海外進出は遠のいてしまいますね。

オリンピック需要が過ぎ去った後の建設業界の末路

国内建設需要の低下、中途半端な海外進出の結果、今後の建設業界の末路を考えてみました。

スーパーゼネコンは生き残る

なんだかんだ言ってもスーパーはスーパーなのでそう簡単に潰れることはないでしょう。業界内における権力も絶大でしょうし政治的にも力を持っていることでしょう。本気で競争するのであれば潰れるのは中堅、弱小ゼネコンである状況であることを考えると、スーパーゼネコンが描く望ましい将来像は、スーパーゼネコンだけが旨味を享受できる本当の競争社会なのかも知れませんね。

合併、統合が加速する

スーパーゼネコン以外は残念ながら合併、統合が加速するでしょう。そもそもスーパーゼネコンも全国各地に支店を展開している状況の中で地方ゼネコンってなんのためにあるんだろう?ってずっと思っていました。中堅ゼネコンも然り… 地盤改良にしろトンネルの掘削工法にしろ、特許申請会社が違うだけで同じような工種でも全然違う名前になってしまっているのは関係者であればご存知でしょう。ハッキリ言って性能が満たせればそれでいい訳であって、○○工法存続のために仕事をしているゼネコンマンも多いのではないでしょうか? それだけ業者が多いってことなんでしょうけど…

生き残れない会社は廃業する

詰まるところ、受注できない、給与を支払えない会社は倒産するしかありません。残酷ですがそういう時代じゃない、ということに早く気がつく必要があるでしょう。変化は自分が思っているよりも早く進んでいくものです。特に建設業界にドップリ浸かっているとその変化に気づきにくいですね。

外国人労働者の受入れ加速

職人さんの高齢化により外国人労働者の受け入れ体制が整ってくるでしょう。賛否両論あるでしょうが日本という国が生き残っていくためには建設業界だけ鎖国していても何も始まらないと思いますね。ましてや人口減、建設業に従事する職人さんたちはこれからますます減っていくことでしょう。必死に外国人労働者の受け入れ反対をしたところで建設業界の低迷は避けられません。であれば徹底的にグローバル化を進めるのだってアリと思います。

IT化による省人力施工が加速する

IT施工技術は今後も進むでしょう。これは誰も疑わないと思います。

あなたの会社は大丈夫??

会社とともに生きますか?それとも新たな人生を切り開きますか?

なんだかんだ言ってもモノを作る仕事は好きです。でも閉塞した業界の状況には嫌気がさしました。一生懸命働いても上がらない給料と長い労働時間。明るい未来が見えていればまだましですが、考えれば考えるほど将来に希望を持てなくなってしまう現実。上司、先輩も目が死んでるし…

今の好業績を糧に会社を更に発展させる、働き方改革により模範的な労働環境を構築する、という模範的建設マンの方は頑張ってください。否定はしませんしむしろ応援します。私はそれができなかった人間ですから。。。

新たな人生を切り開きたい、ということであればそれはそれであなたの人生です。こちらも応援したいと思います。

私は思い切って自分の置かれた環境を変えることに成功しました!1度しかない人生ですから思い切って行動してみました!!

 

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