建設業界

現場で全く使えない中高年の妖精さんは早いところ会社を辞めて欲しいという現実

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最近よく「妖精さん」ってことばを聞くけど会社の「妖精さん」ってカワイイ女の子のことなのかな?
いやいや!きっとあなたの周りにもいると思うぞ!もとは朝日新聞の記事が発端らしいぞ!
全然かわいくない。。。(落胆)

目次

妖精さんとは。。。?

コロナ、テレワークに続いて今年の流行語大賞にノミネートされてしまうんじゃないでしょうか?『妖精さん』

もともとは「勤め先で働かない(あまり業務がない)中高年」「朝の数時間しか姿を確認することができない珍しい存在」という中高年の働き方を朝日新聞が取り上げたことから一気に(?!)有名になってしまいました。

そしてテレワークの影響もあり、Zoomも使えない、ICTに疎い、そもそも仕事のない中高年が会社の中で必要のない存在としてクローズアップされてしまったというのが現在の状況です。

本社にいるカワイイ女の子のことかと思ったら全然可愛くないじゃないか!

妖精さんと窓際族の違い

最近のテレワークで認知されたこの『妖精さん』。

今までもこのような中高年を揶揄する表現はありました。「窓際族」とか「ソリティア社員」とか覚えていますか?

現在、テレワークの普及により今まで日本の会社で長年続いてきた「年功序列」や「終身雇用制度」が音を立てて崩れています。

会社もこれまで同様の働き方を進めていくことは難しいでしょう。

そんな中「働かない中高年」がテレワークによって顕在化してきたというのが現状でしょう。

本質的には「妖精さん」も「窓際族」も同じ。

日本の働き方の歪な構造が生み出した必然であると考えてよいでしょう。

今に始まったことじゃなく昔にも同じように呼ばれてた中高年がいましたね~

日本型雇用が妖精さんを量産している現状に気がつくべし

ご存知の通り、日本の会社は終身雇用制の年功序列。

入社すれば右肩上がりでそれなりに給与が上がっていくというのが通例です。

そして不祥事でも起こさない限りにおいては雇用は保障されてそこそこ出世できる世の中でした。

しかし、高度成長期以降は少子化もあり会社内の年齢構成がいびつになり、能力がないと会社に判断されると大して仕事のない職場に追いやられる中高年社員を増産することになります。

彼らも「自分の出世はここまでか。。。「と自覚できますから「このまま居座っていればいいだろう」と開き直ってしまう人が出てきます。

このような人が「妖精さん」になってしまうんでしょうね。

終身雇用、年功序列を続けている限りにおいては、なかなかこの「妖精さん」を減らすことは難しそうですね。

確かに年齢構成がいびつになるとどうしても中高年があふれちゃうね。。。上司ばっかり多いと困るし。。。

妖精さんは若い人からどう思われているのか?

朝日新聞デジタルのフォーラムアンケートに面白い記事が載っていました。

会社の中で若手が「妖精さん」をどのように思っているか?というアンケートです。

アンケート結果を見ていて感じたのは『私が入社した頃に思っていたこととおんなじだ!』ということでした。

「妖精さん」を「うらやましい」とは思いませんでしたが、概ね若手が考えていることは今も昔も同じ、ということが言えそうです。

今回、このアンケートに答えた若手社員が将来、別の形で(きっと別の言葉で表現された)「妖精さん」になっているんでしょうね。

笑えないけどこれが現在の日本のシステムなのかも知れません。

中高年のオジサン社員も元気に働くことができる社会にならないとダメなんだね。できるのかな?

妖精さんのいない社会は実現可能か?

テレワークの普及によって顕在化してしまった「妖精さん」はこれからどうなっていくのでしょう?

一番有効な方策は「年功序列」と「終身雇用制度」をやめてしまうことだと考えています。

おそらく今回のテレワークの普及により、企業のトップも「働いている社員」と「働いていない社員」を明確に判断することができるようになったと思います。

今までは、名ばかりの「成果主義」という、今までと何ら変わりのない人事考課制度であったものがもっとドライな成果主義へと移行していく会社が増えることになるでしょう。

その結果、行き場を失った「妖精さん」たちは会社を去っていくことになるかも知れません。

会社のトップがそこまでドラスティックに方針転換をするかどうかはわかりませんが、この流れは日本の会社でも進んでいくことになるでしょう。

確かに!年功序列だからヘンに居座っちゃう(居直っちゃう)オジサンが増えることも理解できますね。

建設業界の妖精さんはこれからどうなる?

さて、一方の建設業界の「妖精さん」はどうなるでしょう?

残念ながら、日本の一般企業に比較すると妖精さんが大幅に減ることはないと考えています。

理由は簡単で「多くの会社トップも既に妖精さんだから。。。」

建設会社は妖精さん生息率があまりにも多すぎるため、妖精さんを減らすにもあまりドラスティックな施策はできないでしょう。

へたすると社員の半分がいなくなっちゃうかも知れませんね。

テレワークは一部の本社、支店で機能させることは可能なので、間接部門以外では一部の「妖精さん」がいなくなるものの、大きな改革は起きないですね。

そもそも、時代の流れに鈍感というか、時代の流れから頑なに変わり続けようとしない業界であることは歴史的に見ても明らかです。

「社員は家族です」とか会社のトップが公言している会社はヤバいね!

健全な会社がこれから増えていくチャンス?!

とはいえ、これからはますます「妖精さん」が生息しにくい世の中になっていくことは明らかです。

建設業界以外に目を向けると、テレワークを推進して完全成果主義を導入する会社も増えていくことでしょう。

将来、増えていくかも知れない年功序列の賃金制度を期待するよりも、働いた分に見合った賃金を受け取れる社会の方が健全だと思いませんか?

「妖精さん」には酷に見えるかも知れませんが、そんな健全な会社が増えていくことと密かに期待しています。

 

で、重要なのは『あなたは今後どうするか??』です。

  1. 会社に見切りをつけてさっさと辞めてしまうか。。。
  2. あなたが先頭を切って中高年「妖精さん」の働き甲斐のある仕事を作り出すか。。。

今の会社が大好きで、その会社を何とか立て直したい、という方は後者を選択。

そうでない方は、下記をクリックして自身の身の振り方を考えてみることも必要な世の中になってきたと思います。

 

 

詳しくは下記を参照ください。。。

時代にとり残されずに生き抜くには。。。

 

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