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働き方改革ってどうなった?
皆さん、週休2日は確保できてますか?
以前よりは働き方改革って言葉にもある通り、職場の雰囲気(だけは)変わってきているものと思われますが十分満足のいく状況になっているでしょうか?
そもそも働き方改革って実現できるの?
日経コンストラクションから『建設版 働き方改革 実践マニュアル』なるものが出版されて目を通した方もいらっしゃるかと思います。そもそも、そんなことマニュアル化しなきゃいけないの?と思ってしまいますが、この辺のあり方も”建設業ならでは…”なのでしょう。
Amazonでの建設業 売れ筋ランキング第1位だそうです。こんなマニュアルが出版されて需要がある時点で普遍的な問題を抱えている業界構造、という感も否めませんが、私は全く読んでみようという気が起きませんね。マニュアル化で何とかなる問題じゃないことはみんなわかっているはずなのに。。。
働き方改革の主な内容
『働き方改革、待ったなし』”実効性”のある実践ノウハウが満載。建設関連の経営者、管理職は必読。「建設版 働き方改革」マニュアル、登場!と銘打った主な内容をみて愕然としてしまいました(笑)。
以下が主な内容だそうです。
第1章 建設業に襲いかかる少子高齢化の波
第2章 今どきの若者を考える
第3章 マズロー欲求5段階+1を活用して会社を変える
第4章 待遇良く働きたい
第5章 安全に安心して安定して働きたい
第6章 仲良く働きたい
第7章 認められて働きたい
第8章 成長して働きたい
第9章 社会や顧客の役に立ちたい
すぐに実践・活用できる「就業カレンダー」や「育成・評価ツール」も付属しているそうです。
如何でしょう?広告訴求のポイントとしてどうなの?という気もしますが購入したいですか?
働き方改革はできない、もしくは難しい、というのが大前提?!
この本を購入して、さもありがたがって熟読するような人がいるからこの国の建設業は衰退するんじゃないのか?とも思えてきます。思考停止に陥ってませんか?今所属している会社が全てなんですか?
少子高齢化は避けて通れないからICT化、AIも進むのは当たり前。待遇良く働きたいけど、そんなもん働き方改革以前の問題。安全に安心して安定して働きたけりゃ公務員にでもなればよかっただけの話。仲良く働きたい、なんて別にマニュアル化する必要もなし。認められてとか成長してとかも自身がどうあるか、どう感じるか、の話でこれもマニュアル化するの?って感じです。
なんだか好きなだけ食べてダイエットするための方法なんてこの世に存在しないのに、毎年色んな種類のダイエット方法やダイエット本が売れている状況と同じ?!に思えるのは私だけでしょうか?
永遠に解決されることのない話題を題材として商品をロングスパンで売り続けていくビジネスに似ていますね(笑)
働き方改革マニュアルを作成する前にやるべきこと!
こんなマニュアルなくとも改革というか改善はできるはずです。マニュアルの発行は永遠に解決できない話題に対して商品を提供することで儲けるための手法でしかないと感じます。
アニュアルを作成する前に実施すべきことを考えてみました。今すぐできます!(笑)
- 今すぐ全ての現場に週休二日を適用する!
- 1日の労働時間は最大10時間までに制限する!
- コンクリ作業などで止むを得ない場合には3日間の労働時間を最大30時間とする!
- 追加で必要になる経費、労務費はあらかじめ計上しておく!
- 週休2日、労働時間については発注者に説明しておく!
- 上記は全ての現場に適用し例外は認めない!
談合で周りとの歩調を合わせてきた建設業界にとってみたらこれくらいのルール作りは何てことないと思うのですが如何でしょう?
それとも本当に働き方改革を実施するというヤル気がないだけでしょうかね?
実現できれば、ワークライフバランスも充実して建設業に従事する若手も増えるはずです。
思考停止状態から抜け出そう!
本を購入して実践したところで働き方改革は進みません(断言!)
そもそも改革という改革がその言葉の通りに進んだことって近年ありますかね??
確かに小さな変化は起きるかも知れない。今まで超ムダに費やしてきた残業も少しは減るかも知れない。でもそれって改革というより普通に戻っただけじゃないの?そんな大げさなもんじゃない!!
思考停止している場合じゃありません。自分で考えて自分で自分の道を切り開いていくのが大事!!というのを重々思い知ることができた書籍の出版でした。
会社に忠誠心があると思い込んでるアホな上司、経営者
思考停止したらそこで終わり。ジ、エンドです。そもそも会社に忠誠心を持って働いている若い人ってこの世の中にいるんだろうか?
だとしたら個人的にはある意味キケンで気持ち悪い。。。
会社に頼り切る時代じゃありませんよ。