建設業界

建設業界における日本の常識、世界の非常識

投稿日:2018年12月27日 更新日:

同じ組織に長いこと居座っているとその組織のヘンなところが見えなくなってきますね~
日本の建設会社っていうだけでそりゃヘンな組織なんだけどね~
へっ?!

外国人から見た日本の建設サラリーマン

海外で仕事をしているとしばしば日本の常識が海外では全く通用しないという経験をすることがあります。

特に同じ会社にずっと居続けるのが当たり前のように考えられている日本のサラリーマンの働き方は海外で働く建設マンにとってみれば異質に映るようです。

今回は海外での建設現場を経験した私が当時外国人の同僚から投げかけられた疑問について書いてみたいと思います。

日本の建設サラリーマンは海外では異質の存在

終身雇用は当たり前という非常識

よく言われたのが、上司の○○さんのキャリアは何?どこの会社に勤めてどんな現場に携わっていたの?という質問。私が「ずっと30年間今の会社で同じような工事を担当してきた」というと彼らは決まって信じられない、という感想を述べてくれました。彼らにしてみれば同じ会社で同じような職種(土木や建築)などの職種をずっと続けているのは信じがたいことのようでした。

日本の会社には終身雇用制度というものがあって、多くの人は会社や職種を変えずに社会人人生を終えるのが普通なんだよと更に詳しく説明を試みるものの、更に疑問が深まるばかりの彼らの表情をみるに、コレも文化の違いなのか?と更なる理解を得ることの難しさを実感したことを覚えています。

そもそも、彼ら外国人が働いてきた環境は日本とは全く異なる環境でした。仕事があればそこに応募する。なければ別の求人を探して転々とする、という日本でいうところの派遣従業員のようか形態が多かったように思えます。一部の大企業においても、新入社員からの生え抜き社員が部長クラスに居座ることは稀であり、そもそも新入社員を教育して幹部候補生に育てる、という風潮もありませんでした。終身雇用という制度自体も理解されないのは当然の結果だったのだと思います。

海外じゃ実力主義だからな~日本みたいにヘンな馴れ合いの文化じゃないしね。

キャリアアップのための転職という常識

彼らは学校を卒業すると先ずは会社に就職します。ここまでは日本と同じですが、仕事の内容、現場の状況に応じて頻繁に職場(会社)を変えていました。仕事を探す方法は、人のつてだったり、当時は新聞広告の求人広告だったり。今だったら転職サイトみたいなものも存在するんでしょうね。職場を変えるモチベーションは、給与アップ、待遇アップ、が第一条件でしたので、受け入れる会社もいい人材を確保するためにはそれなりの待遇を提示する必要がありました。このため転職希望者は少しでもいい条件で雇ってもらうための自己研鑽を自身に課している人も珍しくありませんでした。時には日本語を覚えてしまった人もいるくらい…

要は彼らはキャリアアップのために転職して、より待遇の良い働き口を求めることに貪欲であった、と言えますね。

実際、彼らは転職を繰り返していくうちに給料がどんどんアップしていきます。特には2倍、3倍なんてことも。。。?!

日本円で2000~3000万円なんてことも!?

 

彼らは仕事をしながら得た知識を武器にして次の会社で更に高い給料を獲得しています。

我々はどうでしょう?

同じような仕事をして、仮に今までと変わった仕事をしてこれまでと異なったスキルを身につけたとしても給料はさほど変わらないハズです。毎年、形だけの成果主義という名の儀式(?!)が行われて、チョットだけ給料が上がっていく、という方がほとんどだと思います。

モチベーション上がりますか?

人間のモチベーションを上げるには、やった分だけ成果が見込める状況になったとき、ではないかと思います。

毎年、変わらない仕事をして何となく給料が上がってきて、気がついたら歳を取ってしまって、会社の業績が悪くなったので早期退職してくれと言われる。。。

こんな生活ではキャリアアップを期待すること自体、無理な話でしょうね。

彼らにとってみたらキャリアアップのためのスキルは給与に直結する。我々の資格のスキルは会社の評価に反映されるけど我々の給与には反映されない?!

日本も変わっていくべき、それができなきゃ自分が変わっていくべき

日本に帰ってきてから、自分の職場を見渡してみて愕然としました。毎日新聞を眺めて一日を終える上司、ゴルフの話ばかりで盛り上がる天下り役人、毎日飲み歩く営業担当、そんな上司のもとで休日返上、深夜残業で対応する直属の上司…

待遇アップのために研鑽を重ねる外国人と比較するとどうしても日本の建設業界のサラリーマンは終身雇用というぬるま湯に浸かっているように思えてなりませんでした。茹でガエルという言葉をご存知でしょうか?カエルを鍋に入れて温めていくと水の温度上昇が緩やかなのでいつの間にかカエルは茹で上がってしまう、というものです。動物園のゾウ、でも同じような現象です。(詳しくはネットで調べてみてください)

周りが同じだからしょうがない、先輩も同じような会社人生を歩んできた、と思って自分を納得させようとしている方、同僚と会社の愚痴を言って飲んでいればストレスもなくなるという方、茹でカエルになっている可能性大です、ヤバいです。

私も海外に行って日本の非常識、海外の常識を目の当りにしなければ考えは変わらなかったと思います。茹でカエルになっていたことでしょう。

しかし帰国してから配属された支店での仕事を進めていく中で『何かが違う!こんな状況を夢見て就職したんじゃない!転職しよう!!』と決意を固めるまでに数日もかかりませんでした。

とはいえ、思っただけじゃ簡単に事が進まないのも事実。先ずは転職サイトに登録することで「一歩踏み出す」ことにしたのは言うまでもありません。

先ずは初めの一歩が一番大事!!

 

一歩踏み出す決断はコチラから

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